【かちうまとうひょうけん(漢字:勝馬投票券)】
「馬券」というのは俗称で「勝馬投票券」が正式名称。明治時代は「馬券」という語が公用語だった。
明治時代には「馬券」という語が公用語であり、一般には「あな札」「賭け札」ともいわれていた。また、
「勝馬投票券」というのは法律用語で、大正12年の競馬法制定の際に用いられ、現在に至っている。
現在の「勝馬投票券」は8種類で、単勝・複勝・枠連・馬連・ワイド・馬単・3連複・3連単の馬券がある。
「勝馬投票券」の購入の際には、「勝馬投票券」購入専用のマークカードに記入して買いたい馬券を購入する。
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勝馬投票券の種類について】
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①単勝(単勝式) ・・・一着になる馬を当てる勝馬投票券。通称「単勝」。馬番号を指定して購入します。
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②複勝(複勝式) ・・・三着までの馬のうち、一頭を当てる勝馬投票券。ただし出走馬が7頭以下の場合は二着まで。
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③馬単(馬番号連勝単式) ・・・一着と二着の馬番号を着順通りに当てる勝馬投票券。通称「馬単」。
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④普通馬複(普通馬番号連勝複式) ・・・一着馬と二着馬の馬番号の組み合わせを順不同で当てる勝馬投票券。通称「馬連」。
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⑤枠連(枠番号連勝複式) ・・・一着馬と二着馬が入っている枠を順不同で当てる勝馬投票券。出走馬が9頭以上の場合に発売。
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⑥ワイド(拡大馬番号連勝複式) ・・・一着から三着までに入る2頭の馬番号の組み合わせを順不同で当てる勝馬投票券。
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⑦3連複(馬番号3連勝複式) ・・・一着から三着の3頭の馬番号の組み合わせを順不同で当てる勝馬投票券。通称「3連複」。
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⑧3連単(馬番号3連勝単式) ・・・一着から三着の3頭の馬番号を着順通りに当てる勝馬投票券。通称「3連単」。
以上の8種類の勝馬投票券があります。購入単位は100円からで最大購入限度額は一枚50万円まで。
【
特払い】
馬券の的中者がいない場合、馬券購入者に購入金を返還する制度。競馬法第8条の規定により、控除率分
を減額し最大の26.2%を引いて73.8円、さらに10円未満切捨てにより70円が払い戻される。また、完走馬
がいない、或いは3連勝式で2頭しか決勝戦に到達しないといった賭式が成立しない時に全額返還される。
投票数の少ない地方競馬では稀に見られるが、中央競馬では単勝式で4例の特払いがあるのみで、過去40
年近く発生していない。
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類義語・対義語・関連語リンク】
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